こんにちはm(__)m
satoです。
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私はベンチャーのブラック企業に7年勤め、その後に入った会社が今の大手人材サービスの会社です。
ベンチャー企業と大企業を経験した私なりに、「大手企業に対して世の中が誤解している事」をご紹介したいと思います。
あくまで主観ですが、以下に挙げている4つの誤解を頭に入れた上で、大企業への就職を考えてほしいと思います。
それから、以前に大企業のメリットやデメリットを紹介した記事がありますので、そちらも参照ください。
【大企業に勤めると将来ニートにならない?大企業の圧倒的メリット6つ!!】
【なぜ大企業に勤めているのにニートになるのか?大企業の弱点5つをご紹介!】
大企業は「給料がいい」という誤解
色々なサイトを見ていると、大企業に勤めるメリットとして「給料が高い」という事を挙げられているのですが、必ずしもそうではありません。
というのもほぼ100%の大企業で給与テーブル(社員ランクに応じて給与が決まる)が用意されています。その給与テーブルに沿って社員に支払われるのですが、これが必ずしも高いとは限りません。
もちろん中小企業で、なかなか利益が少ない企業は社員への給与やボーナスが少ないことはよくあります。ですが、中小企業でも優秀な人材にはそれなりの対価を払い、転職されないよう待遇をよくする事も多くあります。要するにその社員の能力次第です。
私のエピソードですが、ベンチャーブラック企業に入社した4年目に営業として大きな成果が出せたので、ある日社長に呼ばれてこう言われました。
『最近がんばってるから給料を上げようと思うんだけどいくらがいい?』と。突然お金の話しをされて困っていると、
『じゃあ7万円来月から上げようか』と言われ、一気に給料が上がりました。(こんな事は大企業では100%ありません)
このように中小企業ですと、他を凌駕する実績をあげたり、社長や役員に気に入られると待遇が一気に良くなる事が稀にあります。
ですので、必ずしも”大企業だから”給与が高いという訳ではありません。むしろ、「給料が少ないところがない」という言い方のほうが個人的にはしっくりきます。
大企業は「優秀な人材が集まっている」という誤解
私は、現在の仕事がら様々な企業の人事と日常的に話す機会があります。中小企業の人事はよくこのように言います。
『優秀な人は大企業にとられて、優秀な人材を確保しにくい』と。
これは半分正解で半分間違いです。
そもそも大企業と中小企業では「優秀な人材」の定義が違っています。
■大企業の「優秀な人材」の定義:将来、役員になれるような仕事だけでなくマネジメント業務のスキルがある人材。⇒長期的な視点で、将来会社を支える人材をほしがっている。
■中小企業の「優秀な人材」の定義:すぐに結果を出してくれるような即戦力の人材。⇒短期的な視点で、会社の利益にすぐ貢献できる人材をほしがっている。
確かに大企業はそのネームバリューから高学歴な新卒社員は多いです。仕事を覚えるのが早く、業務を効率よくこなすような人材は大企業に多いです。
ですが、中小企業にはすぐにその会社に貢献することを求められるため、社員のスキルもあがります。また、大企業であればあるほど、業務が細分化されています。その為、社員のスキルが限定的でいざ転職しようとしてもスキルや経験の幅ない為、他の企業からは優秀な人材として扱われない事も多いです。
学生までは、勉強ができれば優秀ですが、社会にでたら高学歴であれば優秀。という事は全くありません。むしろ、会社に入ったら学歴なんて意味をもたなくなります。
大企業に「就職すれば将来が安泰」という誤解
大企業が倒産しにくいのは周知のとおりです。「じゃあ大企業は安泰じゃないか」と、その通りです。会社が倒産しないという意味では・・・
ですが、考えていただきたいのは、会社が倒産するかではなく、あなた自身が安定してその会社で働けるかです。
例えば、大企業に入社したとして、2年後に海外転勤させられたらどうですか?大企業なら普通にありえます。ほとんどの社員は海外転勤にネガティブなはずです。
それから、あなたがもし経理をやりたくて大企業に入社しても、人員配置で総務にまわされるかもしれませんし、営業をやらされることもあります。
このように、組織が大きくなればなるほど自分の要望が通らなくなります。やりたくない仕事をしなければいけなくなりますし、転勤してホームシックになる事だってあります。
大企業に入れば定年まで安泰・・・というのは幻想だと思ったほうがいいです。
大企業で働いていると「転職に有利」という誤解
上の項目でも書きましたが、大企業は業務ごとに組織が細分化されています。
その為、大企業で得られる経験やスキル・知識は中小企業に比べるとかなり乏しいのです。
中小企業は人が少ない分、マルチに働かなければなりません。その為、面接官に色々な経験をアピールし、貢献できるイメージを与えられるのです。
大企業の誤解まとめ
大企業に対する誤解を4項目あげましたが、大企業を否定する事ではまったくありません。
ですが、こうした誤解を解いておかないと、いざ大企業に就職してから「こんなはずじゃなかった・・・」と後悔する事になりかねません。
就職・転職の失敗はその後のニート生活のきっかけになる事もあります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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