こんにちはm(__)m
satoです。
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突然ですが、最近のAI技術はものすごい進歩をしているのをご存じでしょうか。
そしてChatGPTをご存じでしょうか?これはOpenAI社が開発した人工知能チャットボットです。
今日はこのChatGPTを使って面接対策ができるか?検証したいと思います。
結論から申しますと、ChatGPTはかなり効果的な使い方があり、面接対策の大きな力になってくれます。
このChatGPTの使い方を知らない、もしくはまだ利用していないというのはとてももったいなく、かなり損をしていると思います。
じゃあ一体、何を損しているのか?それはこの記事の最後でお伝えしますね。
本記事では面接対策でChatGPTを使う上での注意事項と、面接で使える企業研究をテーマにChatGPTを活用してみたいと思います。
ちなみにChatGPTはPCとスマホ両方のデバイスで利用可能です。
ChatGPTのverについて
まずはじめにChatGPTを使って企業研究のやり方をご説明する前に、このChatGPTには2024年4月現在2つのverが存在することをご存じでしょうか?
それは3.5と4です。3.5は無料で利用することができます。対して4は月額20ドルを払う有料版ですが、3.5に比べて扱う情報量が多く、精度が高くなります。
ですので、この記事では3.5と4を比較してますので無料のものを使うのか?それとも有料でもより精度の高いものを使うのか?という判断をする上でもぜひ参考にしていただきたいと思います。
それでは早速ですが、ver3.5と4でどのくらい精度に差があるのかをご紹介します。
”船橋大学”という実在しない架空の大学名を入れて、「船橋大学について教えてほしい」とたずねてみます。
そうすると3.5はこのような回答をします。
船橋大学なんて存在しないのに、設立年や学科などあたかも存在するかのような内容を伝えてきます。これはいけませんよね。
対して4は以下のように回答してくれます
上記のように船橋大学は実在しないとはっきり教えてくれます。これだけ見ても3.5と4を比較した際に4のほうが優れていると分かりますね。
次に試すのは、実在するけどマイナーな学校を聞いてみます。
松山東雲短期大学という愛媛にある短大のことを聞いてみましょう。すると結果は以下のようになりました。
3.5では、
4では、
”松山東雲短期大学は、日本愛媛県松山市に位置する女子短期大学です。この学校は、キリスト教精神に基づいた教育を行っており、宗教行事も積極的に行われています。現在、学部は保育科、現代ビジネス学科、食物栄養学科の三つを設置しており、特に女性の教育に力を入れています (Wikipedia)。
この短期大学は1886年に創立され、1964年に現在の形で設置されました。キャンパスは愛媛県松山市桑原三丁目にあり、主に地域社会に開かれた教育施設として機能しています。学生は実用的な技能と知識を身につけ、社会に出る準備をします。また、学生生活はクラブ活動や地域との連携プロジェクトなど、豊富な活動があります。”
いかがでしょうか?3.5の伝えてくれている内容はすべての表現があいまいで、この学校の概要が全く見えてきません。どこの学校でも通じるような内容を教えてくれました。それからこともあろうに、詳細は学校のウェブサイトで確認してくれと丸投げしているような感じです。
一方、4はどのような学科があるかを教えてくれていますし、キリスト教系の学校だということも教えてくれました。それから創立年も教えてくれましたし、女性の教育に力を入れていることも分かります。
検証した結果、ver3.5と4ではかなり性能に差があることが分かりました。特に3.5では事実と全く異なる内容を普通に伝えてきますし、だれでも言える内容を伝えてきますよね。
とはいえ、4のほうも一切そういう事がないわけではなく、あくまでも精度が3.5に比べて高いというだけです。100%信頼するのは避けたほうがよさそうです。
ですので面接で回答をする際は、その情報が本当に正しいのか念のため自分でも確認したほうが良いと思います。
面接対策でChatGPTを有効活用できること5つ
次にChatGPTを使って面接対策するときに有効なのは、以下の5つです。
・自己紹介(自己PR)
・志望動機
・キャリアビジョン
・面接における回答の構成
・企業研究
このうち「企業研究」をChatGPTに任せてみようと思います。
今回は、ゲームメーカーで有名な任天堂の面接を受けることを想定したいと思います。
ChatGPTに任天堂の企業研究をさせてみた結果
それでは早速ChatGPTに任天堂のことを聞いてみたいと思います。聞く項目は、
・業界の立ち位置
・強み
・弱み
上記の3点です。
まずはChatGPT3.5に「任天堂の業界としての立ち位置を教えて」と聞いてみました。
回答は以下のとおりです。
”任天堂は、ゲーム業界において非常に重要な立ち位置を占めています。彼らは、世界中のゲーマーに向けたハードウェアやソフトウェアを提供しており、特に家庭用ゲームコンソールの分野で大きな影響力を持っています。彼らの製品は、幅広い年齢層やプレイヤーの好みに訴求し、クラシックなゲームから革新的な新作まで幅広いラインナップを展開しています。
任天堂は、独自のアイデンティティやゲームデザインの哲学に基づいて、他社とは異なる独自のポジショニングを築いています。彼らのゲームはしばしば創造性や遊び心に富んでおり、ファンからの熱狂的な支持を受けています。
さらに、任天堂は革新的なハードウェアやゲームプレイのアイデアを生み出すことで知られています。例えば、WiiやNintendo Switchなどの製品は、ゲームプレイの新たな形態や体験を提供することで市場を席巻しました。
総じて言えば、任天堂はゲーム業界においてユニークで重要な存在であり、その製品やアプローチは業界全体に影響を与えています。”
次に強みを聞いてみた結果です。
”任天堂の強みはいくつかあります。
- イノベーションとクリエイティビティ: 任天堂は常に新しいアイデアや斬新なゲームプレイの仕組みを生み出すことで知られています。彼らのゲームやハードウェアはしばしば他社とは異なるアプローチを取り、プレイヤーに新たな体験を提供します。
- ファミリーフレンドリーなアプローチ: 任天堂は、家族全体や幅広い年齢層のプレイヤーを対象にしたゲームを提供することで、多くの人々に愛されています。彼らのゲームは暴力的ではなく、より穏やかで楽しい雰囲気を持っています。
- 強力なIP: 任天堂は数々の有名なキャラクターやフランチャイズを所有しており、そのIPは世界中で愛されています。マリオ、ゼルダの伝説、ポケモンなど、彼らのキャラクターは長年にわたりファンに愛され続けています。
- ハードウェアとソフトウェアの統合: 任天堂は、ハードウェアとソフトウェアの両方を開発することで、独自のエコシステムを築いています。これにより、彼らはハードウェアとソフトウェアの最適な組み合わせを提供し、より良いゲーム体験を実現しています。
これらの要因が組み合わさり、任天堂はゲーム業界において強力なプレイヤーとしての地位を確立しています。”
次に弱みを聞いてみた結果です。
”任天堂の弱みもいくつかあります。
- 技術の遅れ: 他の競合メーカーと比較して、任天堂のハードウェアは時に技術的な面で遅れをとることがあります。高性能なグラフィックスや処理能力に関しては、競合他社の一部に劣ることがあります。
- サードパーティのサポートの不足: 一部のゲームメーカーや開発者は、任天堂のハードウェアに対するサポートを削減することがあります。これは、競合他社のプラットフォームに比べて市場が小さいことや、技術的な制約などが影響しています。
- オンラインサービスの弱点: 任天堂のオンラインサービスは、競合他社のものと比較して機能が限られていると感じるユーザーもいます。友達とのコミュニケーションやオンラインマルチプレイの機能が不足しているとの批判もあります。
- 市場の変化に対する柔軟性の欠如: 任天堂はしばしば自社の方針や戦略を堅持する傾向があり、市場の変化に対して柔軟な対応が難しいことがあります。特に、新しい技術やトレンドへの対応が遅れることがあります。
これらの弱みは、任天堂がさらなる成長と成功を達成するために克服する必要がある課題です。”
それでは次にChatGPT4に同様の3つの質問を聞いてみたいと思います。
まず「任天堂の業界としての立ち位置を教えて」と聞いてみました。
”任天堂はビデオゲーム業界において、非常に重要な立ち位置を占めています。1889年に創業され、最初は花札を製造する会社としてスタートしましたが、1970年代からビデオゲーム市場に参入し、それ以降、業界をリードする存在となっています。
任天堂の最も顕著な影響は、彼らが市場に投入した革新的なゲーム機とゲームタイトルにあります。特に、ファミリーコンピュータ(ファミコン)、ゲームボーイ、そして近年ではニンテンドーDSやニンテンドースイッチなどが、世界的な大ヒットとなりました。これらのデバイスは、ゲーム業界の技術的な進歩や、ユーザーインターフェースの革新に大きく寄与しています。
また、マリオ、ゼルダの伝説、ポケモンなど、任天堂のキャラクターとフランチャイズは、世界中で広く知られ、愛されています。これらのフランチャイズは、ゲームのみならず、映画、テレビ番組、玩具など、多岐にわたるメディアで展開されており、ポップカルチャーにおいても大きな足跡を残しています。
競争の面では、任天堂はソニーのプレイステーションやマイクロソフトのXboxといった他の大手ゲーム機メーカーと常に競争しています。しかし、任天堂は独自の市場戦略を持ち、主にファミリーやカジュアルなゲーマーをターゲットにしています。これにより、他のメーカーが重視するハイエンドなグラフィックスや性能を追求する競争から一定の距離を置いて、独自のゲーム体験を提供し続けています。
総じて、任天堂はビデオゲーム業界におけるパイオニアであり続け、新しいゲーミング技術、ユニークなコンテンツ、そして強力なブランドイメージで市場を形成し続けています。”
次に強みについて聞きました。
”任天堂の強みは多岐にわたりますが、主に以下の点が挙げられます:
- 革新的なハードウェア: 任天堂はゲームボーイ、Wii、ニンテンドースイッチといった革新的なゲーム機を市場に導入し、ゲームプレイの新しい形を提案し続けています。例えば、ニンテンドースイッチはその携帯性とホームコンソールとしての二重用途で大きな成功を収めました。
- 強力なIP(知的財産)とフランチャイズ: マリオ、ゼルダの伝説、ポケモンなど、任天堂のキャラクターとフランチャイズは世界的に有名で、これらのゲームは安定した売上を生み出し続けています。これらのフランチャイズは新旧のファンを引きつけ、常に高い市場需要を保持しています。
- ユーザーフレンドリーな製品: 任天堂は全年齢層にアプローチできるファミリーフレンドリーなゲームを多数提供しています。これにより、幅広いユーザーベースを確保しており、特に若年層やゲームに不慣れな人々にも受け入れられやすいです。
- 独自の市場戦略: 任天堂は他の大手とは異なる市場戦略を取り、時には業界の標準とは逆行する製品をリリースしています。これにより、独自のニッチを開拓し、競争を避けつつ市場に影響を与えています。
- 持続的なイノベーション: 任天堂は技術だけでなく、ゲームデザインやユーザーインターフェースの面でも革新を続けています。彼らのゲームはしばしばシンプルで直感的な操作性を持ち、どの年代のプレーヤーにも楽しんでもらえる設計がされています。
- ロイヤルティの高い顧客基盤: 強力なブランドと人気フランチャイズにより、任天堂には非常に忠誠心の高いファン層が存在します。これらのファンは新製品が出るたびに購入を繰り返し、安定した売上を保証しています。
これらの強みを背景に、任天堂は競争の激しいビデオゲーム業界で独自の地位を築いています。”
次に弱みについて聞きました。
”任天堂の弱点もいくつかあり、それらが会社の戦略や市場でのパフォーマンスに影響を与えることがあります。主な弱点は以下の通りです:
- ハードウェアの性能制限: 任天堂のゲーム機はしばしば他の競合製品、特にソニーのプレイステーションやマイクロソフトのXboxに比べて技術的な性能が劣ります。これにより、最新の高性能ゲームをプレイすることができず、グラフィックが高品質を要求されるゲーマーを引きつけにくくなっています。
- オンライン機能の遅れ: 任天堂はオンライン機能とネットワークサービスの展開において他の大手企業に比べて後れを取っています。彼らのオンラインサービスはしばしば批判されることがあり、ユーザー体験が最適ではないと感じるプレイヤーもいます。
- 第三者開発者との関係: 任天堂は独自のゲーム開発に強みを持っていますが、サードパーティーの開発者との関係構築が他のプラットフォームほど強力ではありません。これにより、任天堂のプラットフォームで提供されるゲームの多様性が制限されることがあります。
- 市場の多様化への対応: 任天堂は家族向けやカジュアルゲームに強みを持っていますが、ハードコアゲーマーや特定のジャンルを重視するユーザーに対するアピールが限られています。これにより、市場の一部を逃してしまう可能性があります。
- 地域ごとの市場戦略: 特定の地域でのブランド認知度や市場浸透が十分でない場合、任天堂はその市場での成長機会を逃す可能性があります。特に新興市場では、競合他社に比べて展開が遅れることがあります。
- 製品のライフサイクル管理: 革新的な製品を市場に投入することは任天堂の強みですが、既存の製品ラインを維持更新することには一定の課題があります。これにより、一部の製品が時代遅れになりやすく、継続的な更新が求められることがあります。
これらの弱点を克服するために、任天堂は継続的に戦略を見直し、新技術の採用、サービスの改善、市場多様化への対応など、さまざまな改善策を実施しています。”
いかがでしょうか?まず、任天堂の業界の立ち位置を聞いた時に、3.5も4もほぼ同じ内容を伝えてくれます。ただ、4のほうはマリオやゼルダ、ポケモンといった主要なブランドを明記している上、ソニーのプレイステーション、マイクロソフトのXboxといった競合の明記もしています。
次に強みと弱みを見てみましょう。
強みも弱みも3.5は4つ挙げたのに対し、4は6つ挙げています。4は3.5に比べ、より情報量が多く、精度の高いことが分かりました。
これらを踏まえて、もし面接で『当社(任天堂)は今後どのような事業に力を入れていくべきだと思いますか?』と聞かれた時にどのように答えるか?私なら上記のChatGPTの回答をふまえこう答えます。
『御社は1889年に創業されて以来、創造性豊かなアイデアでゲーム業界のパイオニアとして業界を引っ張っていると思います。その大きな要因として御社の強みであるマリオやポケモン、ゼルダなどのキャラクターコンテンツが充実していることであると考えます。このようなキャラクターコンテンツを武器に、2つの戦略が考えられます。
一つは御社がまだ市場を開拓しきれていない中国などのアジア圏をターゲットに新たなユーザーを確保する戦略です。特に中国やインドは人口が多いのでまだまだ開拓の余地があるのではないかと考えております。ローカライゼーションという障壁はありますが、人口の多い国であれば参入する価値は大いにあると思います。
二つ目は、映画やアニメなどゲーム以外のエンターテインメントメディアとの協業です。例えば、マリオの映画が大ヒットしましたが、同じようにゼルダやスプラトゥーン、どうぶつの森をアニメや映画にしても面白いかもしれません。』
このような形で、私ならキャラクターコンテンツの強みを生かした提案をします。そして弱みである「特定の地域でのブランド認知度が低い」ことを補うために、海外展開(特にアジア圏)を強化するという話をします。それからもっと任天堂の人気コンテンツを映画やアニメ化しても新たな収益の柱になるのではないか?という提案してみます。
ただ、この考えはあくまでもChatGPTが教えてくれた内容を元に即席で考えたものです。的を得ているかどうかはわかりませんが、回答に説得力があれば良いと思いますので、ChatGPTを使って企業研究をするヒントになれば幸いです。
ChatGPTを使う最大のメリット
それでは最後に、ChatGPTを使うことの最大のメリットをお伝えしてこの記事を終わりたいと思います。
冒頭にお伝えしましたが、結局何が損をしているのか?もうお分かりの方もいらっしゃるかと思いますが、それは・・・
”時間”です。
この記事では任天堂を例に企業研究という形で業界での立ち位置や強み・弱みをChatGPTに聞いてみました。これらはChatGPTを使わずとも、ネットで検索すれば調べられることです。
ですが、ネットで調べた場合どれだけの時間がかかるでしょうか?ChatGPTであれば数秒で回答をくれます。
この時間を短縮できることこそChatGPTを活用する最大のメリットです。
この記事をご覧いただいているという事は、きっと面接対策にお悩みだと思います。面接対策というのは企業研究だけでなく多岐にわたります。志望動機や自己PRなど様々な質問に回答しなければいけません。そういった回答を準備するとなると大変な時間がかかります。
そういった時間を短縮してくれる最高のツールがChatGPTです。
毎月20ドル払うのが厳しい方は、無料でできる3.5でもいいのでぜひ利用してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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