こんにちはm(__)m
satoです。
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『面接でなかなか内定をもらえない』
『面接に自信がない』
『そもそも面接と言っても何を対策したらいいかわからない』
このようなお悩みを抱えている学生さんや転職を考えている社会人の方はとても多いです。
ですが今は大変便利な世の中になっています。それはなぜか?AIが発達しているからです。AIを使えば面接対策の練習もできますし、どのような質問にどう回答したらいいか?という事も一緒に考えて(教えて)くれます。また、想定される質問を考えてくれたりもしますのでとても便利です。
ChatGPTをご存じでしょうか?OpenAI社が開発したチャット型のAIです。ChatGPTと一言でいっても二種類あります。verが3.5と4の二種類です。当然4は3.5の後継モデルですね。やはり4のほうが後継モデルだけあって、より正確に的確な返しが期待できます。
3.5は無料で使えますが、4のほうは月額20ドルかかります。
本記事では無料であるChatGPT3.5verを使って面接対策を試したいと思います。具体的には実際の面接を想定した「模擬面接」ができるかどうかです。ちなみに3.5と4で比べた場合、確かに4のほうが優れていますが、ChatGPTの有用性を知ってもらうには無料の3.5でも十分だと感じています。
それではChatGPTを模擬面接で効果的に使う為の注意点や、ChatGPTで面接対策する際のメリットとデメリットをお伝えします。面接対策でお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
https://chat.openai.com/ ←ここからChatGPT3.5のウェブ版を利用できます。ぜひお試しください。
また、スマホのアプリもあります。お持ちのスマホで「ChatGPT」と入力して探してみてください。
↑このロゴが目印です。
ChatGPTを使って面接対策する場合の注意点
それではChatGPTを使って面接対策する場合、どのようなことに注意したらいいかをご紹介します。
これからお話する二つを意識してChatGPTに質問をしてください。
①具体的な内容を伝える
一つ目に注意すべき点は「具体的な内容を伝える」ということです。
例えば、
『トヨタ自動車の面接を受けることになったので、どんな質問がくるか教えて』とChatGPTに伝えても的を得た回答はかえってきづらいです。
なぜなら情報量が少なすぎるからです。情報量が少ないとChatGPTも何を質問すればいいか困ってしまうわけですね。
具体的な内容というのは、
『私は理工学部の3年生です。書類選考がとおり、トヨタ自動車の一次面接を受けることになりました。応募している職種は技術職で、特に自動運転の安全開発に取り組みたいと思っています。昔から論理的な思考が得意で、大学でもプログラミングの成績は上位でした。これをふまえて、模擬面接をお願いします。どんな質問をされると思いますか?可能性の高い質問を5つ教えてください。』
このような内容です。ご自身のことであればもっと詳細を伝えられると思います。ChatGPTに伝える内容は詳細であればあるほど良く、的を得た回答をもらえます。
ちなみに上記の質問をすると、
”トヨタ自動車の技術職、特に自動運転の安全開発に応募する場合、面接で尋ねられる可能性の高い質問は以下のようなものが考えられます。
- 自己紹介と志望動機について詳しく教えてください。
- なぜトヨタ自動車で働きたいのか、また、自動運転の安全開発に関心を持った理由や、その分野でどのように貢献したいかを詳しく説明してください。
- 大学でのプロジェクトや研究について説明してください。
- 特にプログラミングや技術的なスキルを使ったプロジェクト、またはチームでの作業経験に焦点を当てて、具体的な成果や学んだ点、直面した課題とその解決策について話してください。
- 自動運転技術の安全に関する最新の動向や課題についてどのように考えていますか?
- 自動運転技術における安全性向上のための重要な要素や、業界で現在直面している主な課題についての理解を示してください。
- 論理的な思考を活かした経験について具体例を交えて教えてください。
- 学業やプロジェクトで論理的なアプローチを用いた具体的な事例を提供し、それによってどのような成果を得たかを説明してください。
- 将来的に技術職としてどのようなキャリアを築いていきたいですか?
- 長期的な職業目標を語り、トヨタ自動車でのキャリアを通じて何を達成したいかを明確にすることで、モチベーションとビジョンを面接官に伝えてください。
これらの質問に対する回答を事前に準備しておくことで、実際の面接時に自信を持って対応できるようになります。また、業界のトレンドにも注意を払い、最新の情報に基づいて知識を示すことが重要です。面接成功を祈っています!”
このように想定されるであろう質問とどのように回答したらいいかのヒントをくれます。
②どんな面接担当者になってほしいか指示する
二つ目に注意すべき点は「どんな面接担当者になってほしいかを指示する」になります。
ただ『面接官をやってください』ではなく、
『一部上場している大手商社の新卒採用面接を想定しています。一次面接にでてくる人事を想定して模擬面接をお願いします。』
ChatGPTの回答としては、
”もちろん、模擬面接を行いましょう。大手商社での一次面接という設定で、私が人事担当者の役を務めますね。面接が始まると想定して、以下のように進めます。
人事担当者: こんにちは、本日はお足元が悪い中、弊社の面接にお越しいただきありがとうございます。まずは簡単に自己紹介をお願いできますか?
あなた(模擬応募者): [あなたの自己紹介]
人事担当者: ありがとうございます。それでは、あなたが当社を志望する理由を教えてください。
あなた: [志望理由]
人事担当者: 理解しました。次に、これまでのご経験の中で、特に誇りに思っているプロジェクトはありますか?そのプロジェクトでのご自身の役割と成果について詳しく教えてください。
あなた: [経験と成果]
人事担当者: 素晴らしい経験をされていますね。弊社ではチームワークを非常に重要視していますが、困難なチームの状況を乗り越えた経験はありますか?その時、どのようにして問題を解決しましたか?
あなた: [チームでの経験]
人事担当者: ありがとうございます。最後に、あなたがこの職種で直面するであろう課題についてどのように対処するか、具体的な例を挙げていただけますか?
あなた: [課題への対処方法]
人事担当者: 面接へのご参加ありがとうございました。何か私たちに聞きたいことはありますか?
あなた: [質問内容]”
それから少し変えて、パワハラ気質の面接担当者という内容を加えてみます。
『一部上場している大手商社の新卒採用面接を想定しています。一次面接にでてくるパワハラ気質な人事を想定して模擬面接をお願いします。そして模範解答もお願いします。』
このように問いかけると以下のように回答してくれました。
”面接官役としての質問と、それに対する模範的な回答を提示します。このシナリオでは、面接官がパワーハラスメント的な態度を示す場合の対応を学ぶことが目的です。
模擬面接の質問例
面接官: 「他の応募者は皆、トップ大学を出ているし、すごく優秀な成績を持っています。あなたの学歴や成績では、なぜうちの会社があなたを選ぶと思うの?」
模範解答
応募者: 「学歴と成績は確かに重要な指標ですが、私はそれ以外の多くの資質を持っていると自負しております。具体的には、私は過去に複数のインターンシップで実際のビジネスシーンを経験し、チーム内でリーダーシップを発揮してきました。また、異文化コミュニケーション能力も身につけ、国際的なプロジェクトでも活躍できる自信があります。これらの経験は私を他の候補者と差別化し、貴社に新たな価値をもたらすことができると信じています。」
シナリオ2
面接官: 「あなたの履歴書に書かれている実績なんて、本当にあなたの力だけで達成したの?周りの助けがなければ何もできないタイプだろう?」
模範解答
応募者: 「はい、プロジェクトにおいてはチームでの協力が必須であると思いますが、私は自分の役割をしっかりと果たし、個人としても明確な成果を上げることができました。例えば、[具体的なプロジェクト名]では、私が主導で[具体的な実績]を達成しました。もちろん、チームの一員としての協力も大切にしていますが、自分自身の力で積極的に課題に取り組む姿勢も持ち合わせています。」
これらの答え方は、面接官の攻撃的な質問に対しても冷静に自己の強みをアピールし、自信を持って答えることが大切です。同時に、チームプレイヤーとしての資質も強調することで、企業が求める協調性と自立性のバランスを示すことができます。”
このように条件を追加するとそれに応じた面接担当者を想定してChatGPTがアレンジしてくれます。例えば最終面接を想定した社長面接でもいいかもしれません。女性で細かい性格の担当者でもいいかもしれません。
自分がどのような面接担当者だったら苦手か?ということを念頭に面接担当者の人物像を設定してみてください。
面接対策でChatGPTを使うメリット
面接対策をChatGPTで行うメリットについては以下の2つです。
①気軽にアイデアをもらえる
ChatGPTを使うメリットの一つ目は「気軽にアイデアをもらえる」ことです。実際はこれに尽きると思います。
インターネットで色々と検索しても調べられますが、ChatGPTは圧倒的にレスポンスが早いですし、何よりも質問すれば質問しただけアイデアをもらえます。これは面接対策で行き詰った時に非常に有効です。
②本番を想定した模擬面接のチャットができる
ChatGPTを使うメリットの二つ目は「本番を想定した模擬面接のチャットができる」ことです。
上記にご紹介したように、模擬面接のような形でやり取りが可能です。そもそもチャットAIですから本当に対話しているようにメッセージのやり取りができます。
しかも毎回違う内容の質問をしてくれますし、ChatGPTなりの模範解答も教えてくれます。繰り返すことにより、どんな質問が多くされてどのように回答すべきか少しづつわかってくると思います。
面接対策でChatGPTを使うデメリット
次にChatGPTで面接対策する際のデメリットをお伝えします。
①情報が古い場合あり
一つ目のデメリットは「情報が古い場合」の精査です。
ChatGPTのver4であっても、まれに間違った情報を伝えてきます。つまり間違っている情報と正しい情報が混在している為、すべてを鵜呑みにすることはできません。むしろチャットで返された内容が本当に正しいのかを精査する必要があり、時間がかかります。
たまに全く事実と異なることを、あたかも事実かのように伝えてくるので注意しましょう。
②話し方や言葉遣いに注意
二つ目のデメリットは「話し方や言葉遣いに注意」です。
結論から話したり、回答数がいくつあるか伝える等、相手に伝わりやすいアウトプットが得意ではないようです。
知っている情報を羅列するようなイメージでしょうか。
相手に伝わりやすい話し方は苦手だと思います。それからたまに書き言葉を話し言葉で使ったり(例:貴社は書き言葉で御社が話し言葉)、敬語の使い方も間違えているときがあります。
③どこまで行っても他人の回答
三つ目のデメリットは「どこまで行っても他人の回答」ということです。
これはデメリットというよりChatGPTの特性なので仕方ないのですが、結局は他人の回答なわけです。
面接というのは、面接担当者から色々と深堀りされた時に、どのような回答をするかで印象が大きく左右されます。その深堀された時にChatGPTですとありきたりな誰でも言える内容しか教えてくれません。
それからあなた自身の経験や実績を質問された際にはChatGPTは無力になります。なぜならあなたの経験や実績をChatGPTは知らないからです。
もちろんそれをChatGPTに伝えることによって多くの回答をくれると思います。ですが、あなた自身の経験や実績はあなたの言葉で語るから相手に伝わるはずです。
ChatGPTを頼りすぎるあまり自分の考えがまとまっておらず、思わぬ突っ込んだ質問をされた時にフリーズしてしまうかもしれません。
結局は他人の回答なわけですから、ChatGPTを頼りすぎるのは禁物です。
まとめ
ChatGPTを使って模擬面接を行うことは非常に有効です。
ただし、ChatGPTへの指示の出し方や設定を詳細に伝える必要はあります。それがないとブレてしまって適切な模擬面接ができません。
それからメリットとデメリットも紹介しました。ChatGPTは結局はインターネット上の情報を集約して回答してくれるチャットツールです。
どこまで行ってもChatGPTは”他人”ですし、ヒントをくれるだけです。ですので最後はあなた自身の考えを話せるようになる必要があります。ChatGPTに頼りすぎないように注意しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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