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satoです。
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ニートが面接において最も他の応募者と差別化できること、それは”自己PR”です。
この自己PRは面接で聞かれる確率はだいたい40~50%です。なので対策は必須と言えるでしょう。
ニートのほとんどは、職歴がなかったりあったとしてもすぐに退職していたり、離職期間が長かったりと、マイナスな印象がどうしても目立ってしまいます。
つまりニートは、他の応募者と比べて前職で身に付いたスキルや経験などのアピールはしづらいんです。ですので、面接時に自己PRを求められたときに何も言えず困ってしまう人が非常に多いです。
本記事では、ニートはどんなことを自己PRすればよいのかを解説していきたいと思います。最後まで本記事をお読みいただき、面接での自己PRを完璧にして他の応募者に一歩差をつけましょう!
自己紹介と自己PRの違い
自己PRのご紹介の前に、「自己紹介」と「自己PR」を混同しがちですので整理しましょう。
まず、自己紹介とは「挨拶」だと思ってください。挨拶ですから、自分を相手に知ってもらうのが目的です。
自己紹介では、自身のプロフィール(氏名、出身校、前職の経歴、趣味や特技など)を伝えるだけで結構です。
その際、長くなりすぎないように30~60秒以内にまとめましょう。絶対に1分を超えないようにしてください。ダラダラと長く話すのは印象がマイナスになる一方です。
自己紹介に対して自己PRは、自分の「長所」「過去の経験」「企業に対する思い」「入社したらどのように活躍できるか」等、これらを過去の事例をふまえて具体的にアピールすることです。
自己紹介に関してはこちら↓↓↓の記事で詳しく解説しています。ぜひこちらも参考になさってください。
なぜ面接担当者は自己PRをさせるのか?
なぜ面接担当者は自己PRをさせるのか?その意図をしっかり把握しておきましょう。意図を把握することで、あなた自身の何をアピールすればよいか整理できます。
①コミュニケーション力を見ている
⇒自己PRは基本的には、自分の考えを自由に語れる時間です。その為、どのように自分をアピールするか自分で組み立てて分かりやすく伝えなければいけません。つまりいかに自分の伝えたい事を相手にわかりやすく伝えられるか?を見ています。
②自己分析をできているか見ている
⇒自分の強みをアピールする訳ですから、自分自身の棚卸しができていなければいけません。自分のことを客観的に、そして冷静に分析できているかはかなり見られていますよ。
『なぜそのように思うんですか?』や『具体的なエピソードはありますか?』のように、さらに突っ込んで質問してくるケースもあります。
③強みを知りたい
⇒②とつながってくるのですが、自己分析をした上であなた自身が「どんな強みを生かして活躍しようと考えているのか?」これを確認しようとしています。
④人柄が自社(配属予定部署)に合うか知りたい
⇒面接担当者が、自社(配属予定部署)の業務内容や構成される社員との相性が合うか確認する目的もあります。上司となるであろう社員との相性であったり、メンバー同士うまくコミュニケーションとれるか?であったり、面接担当者は色々なことを見据えています。
自己PRをさせる目的を4つほど挙げました。
このように面接担当者は、ただ単に興味本位で聞いている訳ではありません。明確な目的があって自己PRをさせてきます。
この思考はよく頭に入れておきましょう。
ニートにおすすめの自己PR3選
ニートと言っても離職して3ヶ月しか経ってない人もいれば、何年も働いていない人もいるでしょう。ですので今からお伝えする3選はあくまでも人によって変わってきます。
これから紹介する3つをよく確認していただき、あなた自身にあった自己PRは何なのかをしっかり見極めてください。
それでは、ニートにおすすめの自己PRを3つご紹介していきます。
学生時代の成果をPR
ニートにおすすめの自己PR1つ目は「学生時代の成果をPR」することです。
これはどちらかというと、第二新卒や20代半ばくらいまでの若い方向けです。あまり昔過ぎると「いつの話してるの?」と面接担当者に思われかねません。
それから学生時代の成果といっても、普通の学生がやらないような事でないとPRにはなりません。
例えば、
・生徒会の会長を経験した
⇒もちろん会長になった理由や苦労したこと、経験をとおして自分に身についたことを簡潔に伝えられないといけません。なお生徒会長経験は例外なくウケが良く、確実に印象が良くなります。
・部長としてチームをまとめあげて全国大会に出場した
⇒ただ、部長としてチームをまとめた。だけですと自己PRとしては弱いんです。部長なんていくらでもいますから。ですが、そのチームが全国大会に出場したとしたらどうでしょうか?そんなすごいチームで部長としてリーダーシップを発揮していたとしたら、面接担当者はかなり前のめりになってあなたに興味を示すはずです。
・勉学に励み学年トップの成績だった
⇒やはり学生たるもの勉学に勤しまなければいけません。当たり前のことですが、トップの成績になる事は誰にでもできる事ではありません。勉強をやりきる力、理解力、記憶力などは実際の業務でもつながる力ばかりですよね?ですから、勉強を一生懸命やって人よりも圧倒的な成果を残したことは胸を張って自己PRにしてください。(ただし、偏差値の低い学校ではほとんどPRになりませんし、逆効果の可能性もあるので注意してください。)
その他に、私が実際に会ったことのある求職者の中には、
・まんが甲子園で決勝までいった
・走り幅跳びでジュニアオリンピックに出場した
・実家が書道教室だったので、小学校から高校卒業まで毎日欠かさず200枚以上書いていた。出した作品は常に入賞していた
・大学の夏休みに自転車で日本を縦断し、目的だった観光地を全てまわった
・高校時代に、情報処理系の国家資格を3つ取得した
このように普通ではできないorやらないような事にチャレンジしている人は面接担当者の興味をひき、印象に残るわけです。
もちろんこれが全てではないですし、上の事例は分かりやすくしたかったのでかなり極端な内容になっています。
実際、社会人になると色々な業界があり、様々な職種があります。あなたの友人をみても全く同じ仕事をしている人ってあまりいないのではないでしょうか?
それに比べて学生は、平日の昼間には勉強して終わったら部活をして・・・年間行事として文化祭があって体育祭があって・・・というようにどの学校も学部や学科の違いはあれど”学生生活”という意味ではあまり差がでません。
ですので、学生時代のことをアピールするにはどうしても抜きんでた実績や特殊なことを経験していないと自己PRとしては弱くなります。
前職の実績をPR
ニートにおすすめの自己PR2つ目は「前職の実績をPR」することです。
これに関しては、かなり人を選びます。そもそもニートの中には簡単なアルバイト経験しかない人や、まったく仕事をしたことがない人もいるかと思います。
ですが面接担当者からすると、入社したあとにどんな働きぶりをしてくれるのかを知りたい訳です。なので前職でどのような活躍をしていたかをPRできるのであれば、絶対にしたほうがいいです。
前職での実績をPRする時のコツは、
「どのような仕事で」
「どのような取り組み(工夫)をして」
「どのような結果がでたか」
この構成で伝えるように心がけてください。
ちなみにあなたの職歴がもしアルバイトしかなかったとしても、気にしないでください。
コツとしては、自分自身でどのように工夫して、結果的にどういった貢献ができたかを伝えることができれば大丈夫です。
以下は実際に私が転職相談にのった方の事例です。
家庭教師のアルバイトをしていたAさん
・ただ勉強を教えるだけじゃなく、生徒の性格を事前に親御さんにヒアリングし、実際の生徒の様子や理解度などを一人一人ノートに記録していた。その為、的確なアドバイスができるようになり生徒の成績も親御さんが期待していた以上に向上した。
本屋でアルバイトをしていたBさん
・吊り下げのPOPを店長に提案したところ採用され、実際に手書きPOPを作成。その手書きPOPに書いた書籍は売れ行き好調で店長に喜ばれた。
個別学習塾でアルバイトをしていたCさん
・小学校低学年は、集中力が切れやすいのでショートゴールを設定して、やりきったらスタンプを押すカードを提案。結果、スタンプをほしい子どもが集中力を持続してくれたおかげで成績が伸びた。
いかがでしょうか?いずれの事例も今までなかったことを創造しています。その結果、実績がつくられ自己PRできるネタになります。
実績というと大げさですが、上司や店長、先輩に褒められたということでもいいんです。とにかく大切なのは、あなた自身が工夫してそれを実行したかです。
自慢できる性格をかけ合わせてPR
ニートにおすすめの自己PR3つ目は「自慢できる性格をかけ合わせてPR」することです。
学生時代にPRすることもない、職歴でPRできることもない・・・という方はコレしかありません。
ポイントは仕事に紐づく”自慢できる性格”を2つ伝えることです。例えば、
〇何事も決めたことは継続してやり抜く忍耐力がある。
〇責任感が人一倍強く、周りから信頼されることが多い。
〇誰とでも仲良くなれる性格で、初対面でも物おじしない性格。
〇几帳面な性格ですが、人が気づけない間違いに気づけたりケアレスミスがほとんどない。
〇想像力が豊かで他の人が考えつかないようなアイデアを出せる。
〇単調な作業でも苦にしない。
上記はあくまで参考ですが、このようにあなた自身の性格で自慢できることを2つ挙げ、それをかけあわせます。
何故かけ合わせるかというと、1つだとどうしてもアピールが弱いです。先にご紹介した学生時代の成果や、前職の実績であればそれ1つで十分なアピールになりますが、性格的なものですとどうしてもアピール不足です。
それゆえ、2つかけ合わせることをおすすめします。
例えば「責任感が人一倍強く、周りから信頼されることが多い」と「誰とでも仲良くなれる性格で、初対面でも物おじしない性格」をかけ合わせることにより、販売や接客、営業の仕事で活躍してくれそうなイメージを与えられます。ゆくゆくは店長や営業リーダーを任せても良いと思われるかもしれません。
他には「几帳面な性格ですが、人が気づけない間違いに気づけたりケアレスミスがほとんどない」と「単調な作業でも苦にしない」をかけ合わせれば、校正の仕事やデータ入力の仕事に向いていると判断されると思います。
それから注意点として、応募している仕事内容とリンクしていないとPRにはなりませんので注意してください。
例えば、アパレル店員の面接で「単調な作業は苦にならないです」や「他の人が考えつかないようなアイデアが出せます」と言っても、実務には影響せずほとんどPRにならない訳です。
あとはPRする際に具体的なエピソードがないと説得力に欠けますので、これも注意が必要です。
『他の人が考えつかないようなアイデアが出せます』と言った場合、面接担当者から『過去にどんなアイデアを出したんですか?』と聞かれた際に答えられなくてはいけません。
『単純な作業でも苦になりません』と言った場合、面接担当者から『具体的にどんな場面でそう感じましたか?』と聞かれた際に答えられなくてはなりません。
ニートの自己PRまとめ
いかがでしたでしょうか?ニートが面接時に自己PRを求められた時のアピール方法をご紹介しました。
簡単にまとめますと、
①学生時代の成果をPR
②前職の実績をPR
③自慢できる性格をかけ合わせてPR
この3つになります。
なお、話している時間は長くなりすぎないように注意が必要です。最大でも2分以内でまとめられるように練習しておきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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