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satoです。
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ニートという言葉が誕生して、20年ほど経ちます。少子高齢化も伴って、このニートになっている若者をどう就業に導くかという事は、日本社会が抱える課題になっています。
この記事では、ニートになるとどんなデメリットがニート自身に起こるのか、そして日本社会にどのような影響を及ぼすことになるのかを改めて整理していきたいと思います。
ニートの数は実は横ばい・・・景気は意外と関係なかった
まず、ニートの数はどのくらいなのか?20年前と比べてどのように変化しているのかを確認してみましょう。
総務省の労働力調査によると、若年無業者(15~34歳まで働いていない人たちのうち、家事も通学もしていない者)は2019年において56万人いる状況です。
さらに35~44歳までの無業者(働いておらず、家事も通学もしていない者)の数は2019年で39万人となります。
合わせると95万人のニートが日本国内にいる状況です。
ニートの割合は、国内で見ると約2.3%になります。このニートの割合ですが、実はこの10年間ほとんど変わっていません。
2009年にリーマンショックがあって、当時は”派遣切り”やら”派遣村”なんていう言葉が流行ったくらい、不景気でした。
でもそのどん底の不景気に比べたら2019年は持ち直しており、世の中の求人数も右肩上がりの状況です。
にも関わらずニートの割合はほとんど変わりません。
つまり、ニートは景気に左右されず常に一定数存在するという事です。
ニートを続けることによるデメリットと唯一のメリット
次に、ニートをしているとどんなデメリットが降りかかってくるのでしょうか・・・
①収入がない為、自分の好きなものを買ったり食べたり、出かけたりできない。
②働いていないので人と話したくなくなる。(働いていない事を聞かれると困る為)
③友達が減る&友達ができない。
④恋人ができない。結果、結婚もできない。
⑤支えてくれる家族(主に親)がいなくなった時に、生活できなくなる。
⑥家に引きこもる事が多くなる為、不健康になる。
⑦情緒不安定になり家の内外でトラブルを起こす可能性が高くなる。
上記のようなデメリットがあります。
やはりニートをし続ける事によるマイナス要素は計り知れなく大きいですので、もしあなたが現在ニート状態であれば、一刻も早く抜け出すべきなのです。あなた自身のために・・・
ただ、そんなデメリットばかりのニートですが、メリットが1つだけあります。
それは・・・
「時間がある」
という事です。
そうです。ニートは働いていませんし、勉学に励んでいる訳でもありません。
つまり、時間だけはたくさんあるのです。飽きるほどに時間があります。
ですので、今後自分がどうすべきかをしっかり考える余裕があるのです。
会社で働いていたらこうはいきませんよね。休みの日も仕事の事で頭がいっぱいになってしまう人もいますし、会社の上司や先輩と付き合いで休日もあったりします。夜遅くまで残業もありますし・・・
会社勤めの大きなデメリットが「時間がない」という事です。ニートになるとこの「時間がない」という状態から一気に抜け出すことができます。
もちろんニートをし続ける事にメリットはありません。
ほんの少しだけニート状態になり、今までの事を見つめなおし、今後どうすべきかを整理する為に、ニート状態になる事は必ずしも悪い事ではありません。
ニートが社会に及ぼす重大な影響・・・
ニート自身のデメリットだけでなく、社会全体にもニートが増えると大きな影響があります。
団塊の世代が定年退職を迎える中で日本は少子高齢化がどんどん進んでいます。
それに伴い、企業は働ける若者を採用したがっていますが、なかなか人材を確保できない。その為、特に中小企業は人手不足が原因で倒産してしまうケースも増えています。
ニートが増える事により、国の税収がない事はもちろんマイナスです。ですが、何よりも働き手がほしいのに確保できず倒産に追いやられてしまう企業がある・・・この事実が問題です。
私も現在の職業柄、中小企業の経営者と人材活用についてよく話しますが、ほとんどの中小企業で人不足です。現在の従業員でギリギリ業務を回している・・・といった感じです。
2020年現在、転職市場はほとんどの職種で売り手市場、つまり求職者がより働き口を見つけやすい状況です。
この記事を見てくださっているニートのあなた!あなたの力を欲している企業というのは必ず存在します。私もキャリアコンサルタントとして、色々な求職者を見ていますが、10年前のリーマンショック直後に比べて、明らかに就職先が決まりやすくなっています。
もしあなたが現在ニート状態で、『自分には就職なんてムリだ。』と思っていたとしたらそれは大きな間違いですよ。
少子高齢化で働き手が有利な今こそ、一念発起して社会復帰にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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