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satoです。
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どんな言葉をニートにかけるべきか?もしくはかけてはいけない言葉は?気になりますよね?
そこで本記事では、現在進行形でニート、もしくは過去にニートだった経験のある50名に「言われて嬉しかったこと」と「言われて傷ついたこと」のアンケートをとりました。
最後までお読みいただければ、ニートに声がけする際に言って良い言葉と、NGな言葉を知ることができます。
家族はニートの気持ちを知ることが大切
まずニートの思考について簡単に整理しておきます。
ニートは自らの将来を案じて、不安で、悩んで、焦って、苛立っています。
周りが思っている以上に、ニートは思いつめているものです。
でも実際は『全然努力をしていない』『ただ遊んでいるだけ』『何を考えているのか理解できない』といった具合に親や兄弟であっても、ニートの気持ちを理解できていない場合が多いです。
言い方を変えると「理解しようとしていない」とも言えます。
ですが、ニートが社会復帰する為には家族の支えや協力が必要不可欠です。一人で社会復帰できるようであればそもそもニートになっていません。
ニートが言われて嬉しいことは、つまり前向きになれるような言葉です。
反対に傷つく言葉を言われるとモチベーションが下がります。
これからご紹介する「嬉しかった言葉」「傷ついた言葉」は実際にニートだった人(もしくは現在もニート)たちにアンケートした結果です。
これらの言葉を確認していただき、ニートに対する言葉がけの参考にしてください。
ニートが言われて嬉しかったこと
それでは、ニートが言われて嬉しかったことを15個ご紹介します。
母に『人生まだまだ長いので焦る必要はないし今のうちに遊んでおきなさい』って言われた時はうれしかったです。
⇒この言葉は子、どもに対する母の信頼が現れていますね。
母親から『えっ!もう5年も家にいるの?気づかなかった~」です。まともに働けない自分の存在をまるっと受け止められたようで、大きな安心を得ることができました。
⇒さすがに5年ニートにも関わらず、この発言はかなりの天然ぷりを表していますね。ですが、その焦らせない感じというか雰囲気がニートの余裕を生むのでしょう。ただ、だからこそ5年もニートを続けてしまっている・・・ということの裏返しかもしれませんが。
ニートだと言った時に友達から偏見とか持たれず『じゃあ好きな時にご飯行けるね!』と誘ってくれたこと。
⇒家族ではなく友達に言われた一言です。ニートになったと打ち明けられる友人からのこうした一言は心にゆとりと安心感が生まれますよね。
友人から『働いているときは本当にげっそりと顔がやつれていたけれど、今は健康的で肌ツヤもよくなっているよね』と言われ嬉しかった。
⇒これは恐らく女性でしょう。前職が激務だったことによりやつれていたのを心配している友人だったのだと思います。
母親が「やりたいことが見つかるまで人生の休息時間だと思ってゆっくり休んだら?」と言ってくれたこと
⇒前職の大変さを理解していたのか?もしくは普段頑張っている子どもをおもんばかったのか?いずれにせよ器の大きい母親です。
普段会話をしない父親から『人生に休息時間も必要だ』と言われたこと。
⇒全体を通して父親からこのようにねぎらいの言葉をかけられているニートは少なかったです。
ブラック企業をやめ無職になった時に、妻から『好きな時に家族と思う存分気兼ねなく出かけられるね』と言われ、心が救われました。
⇒奥様からの優しい言葉は大変助かりますよね。でもニート状態がしばらく続くとこんな余裕もなくなってしまうので注意が必要です。
姉との会話で何もしていない事を後ろめたく思っていると言った時に『いいじゃん、何でもできるじゃん!』と前向きに言われ少しだけ気持ちが上を向きました。
⇒親以外の家族から前向きな言葉をかけてもらえるのは本当に心強いですよね。味方になってくれる感じがして辛くてもチャレンジしようという気持ちになります。
友人から『ゆっくり自分のペースで仕事を探せば良いんだよ』と言われた事は嬉しかったです。新卒で就職出来なかった事に引け目を感じていた私に友人がかけてくれた励ましの言葉なので強く印象に残っています。
⇒理解のある友人から優しい一言。自分を理解してくれる友人は一生大切にしたいものです。
恋人から言われた一言『今はたくさんの事が経験できる、良い期間だよ』は心に響きました。
⇒ニートである現状をあえて”良い期間”という風に、プラス思考で考えてくれる恋人・・・絶対結婚するべきですね!
母親から『人生にはそんな期間があってもいいんだよ。おかぁもおとぉも現役で働いてるから心配しないでゆっくりしな』と言われたときは、無職でも存在を認められてるみたいで嬉しかったです。
⇒子どもを信用しているのでしょうね。まずは子どもの現状を認めてあげること。これが社会復帰への第一歩になります。
母親から『1番親孝行してくれてるね。長い時間一緒にいれて嬉しいよ。スロットで稼げるなら働かなくていいじゃん』と言われ、逆にこれ以上迷惑かけられないなという気持ちになった。
⇒このお母さんは子どものことが大好きで一緒にいられる事に喜びを感じられるのでしょう。さすがにスロットで稼ぎ続けることを応援するのはどうかと思いますが、子どもとしてはプレッシャーを感じずにすむのではないでしょうか。
小学校からの親友に『自分の生きたいように生きて、お決まりのレールに乗らなくても怖がっていないところが凄い』と言われ、自分に自信がもてました。
⇒親友に認められたことにより、自信がもてたケースですね。やはり自分を理解してくれる家族以外の第三者からのポジティブ発言は前向きになれるという声は多いです。
母親から「今まで頑張ってきたんだから、人生の中で少しくらい休んでもいいんじゃないの?」
⇒長い人生、上手くいかないこともある。だからたまに休んでもバチはあたらない・・・という事を言いたいのかもしれません。いずれにせよニートにとっては救われる言葉です。
母親から『焦らず好きな事をしな』と言われたこと
⇒やはり母親は器が大きいです。これは母性のなせるワザでしょうか・・・
ニートが言われて傷ついたこと
それでは、ニートが言われて傷ついたことを18個ご紹介します。
前職の仕事仲間から「このままだと早いうちに死ぬことになってしまうよ」と言われた時はショックでした。動かなくちゃって気には一時的になりましたが、ショックのほうが大きかったです。
⇒ニートでも先行き不安ですから、”死ぬ”という言葉を使われると非常にショックを感じて逆に行動する気力を失ってしまう人もいますので注意が必要です。
父の「頭がいいんだから、いいところに就職できるはず」です。父に悪気はないのですが、学生時代の(自分で言うのもなんですが)成績優秀だった頃と、今の落ちこぼれた姿の落差を突き付けられたように感じて苦しかったです。
⇒父親は母親に比べて子どもに期待を押し付けてしまう傾向にあります。過剰な期待は逆効果ですので要注意です。
親から『さっさと働け』とチクチク言われることです。
⇒毎日「働け」と小言のように言われると初めは働く気があってもだんだんとその気力も無くなってしまいます。
友人から『恥ずかしくないの?』と言われたことはショックでした。
⇒ニートはみんな自分がニートであることを恥ずかしく思っています。あえて「恥ずかしくないのか?」と問うことはニートが心を閉ざしてしまうきっかけにもなります。
嫌だったことは友人に「ダラダラした生活いいなぁ」と陰で言われていたことです。
⇒ダラダラしたくてしているニートはほとんどいません。しかも陰口をたたかれていた訳ですから、孤独感を強めてしまいます。
友達と久しぶりに会った時に『家にいて毎日何してるの?』と言われ、その時の言い方が嫌悪感を感じているようでした。
⇒言葉だけでなく、表情にも嫌悪感が出てしまうのはさすがにこたえますね。ただこうした心無い言葉は外で人に会えば日常茶飯事です。
姉から『いつ働くわけ?』とキツめに言われたことで逆にやる気がなくなりました。
⇒あまのじゃくではありませんが、言い方によって受け止め方が変わってきます。励ましたりフォローしたつもりで言っても、言い方次第でその後の思考が大きく変わってしまいます。特にニートは劣等感をいだいているので言葉ひとつひとつに影響を受けやすいです。
親から『努力が足りない』と言われた事はなんだか追い詰められた気持ちになりました。就職活動が上手くいかず結果がでない時の一言だったので、自暴自棄になりかけたのを覚えています。
⇒ニートだからといって努力していない訳ではありませんし、本人の努力だけでどうにかできる問題でもありません。努力が足りないと思い込み、ニートに対するサポートが不十分な為、いつまでも社会復帰できない負のスパイラルにおちいってしまいます。
『社会での生産能力が無い』と父親から言われました。自分が社会に不適合だということは自覚していましたが、ますます自信がなくなってしまいました。
⇒これは、まさにそんな事を言ってどうしたいの?というくらい愚かな言葉です。ただただニートのモチベーションを下げ、自尊心を傷つけるだけの言葉は絶対にやめてください。
周囲の友人から『これからどうするの?』と言われた時は、一番自分が心配だし、先のことは分からないのでイライラしました。
⇒友人は心配で言ってたいたとしても、言われたニートはその言葉を聞いて前向きになれるか分かりません。
原因は、常に私が家にいるストレスと、ママ友に私の仕事について話すことができず気まずい思いをすることと、将来への不安とのです。⇒奥様の気持ちはよ~~~く分かります。奥様が日頃からイライラしている事により「なんとか仕事を早く見つけなければ!」という気持ちが維持できれば良いですが、ずっと仕事が見つからない状況が続くまずいです。いつか奥様に見切りをつけられるか、精神的に追い詰められて病を発症してしまうか・・・いずれにせよ家族がいる場合は、多少条件が悪くてもとにかく早く仕事を見つける方向で動くべきです。
家の近所から『男の人が日中家に籠っているとはどういうものか?』と噂が立ってしまったので外に出られなくなってしまいました。
⇒家族だけじゃなく近所の噂になってしまうと、外出するのも億劫になります。そうなる前になんとか仕事を見つけられるよう本人の努力と家族のサポートが大事です。
『ニートのくせに』『働いていないくせに』と、マウントを取られるような発言は凄く傷つきました。
⇒明らかにニートを下に見る発言です。もちろん働いていない訳ですから、文句を言いたくなる気持ちは分かります。ですが、こうした発言を聞いて「絶対、就職を成功させてやる!」とやる気をだす人ってほとんどいませんよね?このようなニートを見下す発言は絶対にさけるべきです。
『世の中なめてんの?』『おまえふざけんなよ?調子に乗ってんじゃねーぞ!』と言われ自分がそこまで悪いことをしているのか?と死にたくなりました。
⇒ニートもなりたくてニートになってる訳ではありませんから、こうした心無い一言で精神的にさらに追い込むことになります。
母から『今働かなかったら今すぐ出ていきなさい』と強く言われたのが辛く嫌なことでした。
⇒突き放せば就職できると思っているのでしょうか?ニートを社会復帰させる為にやるべきことは”突き放す”ことではありません。悩みを共有し、仕事が決まるまで伴走してあげることです。
友人に「これからの人生、どうするつもり?」「お金あるの?」「大学卒業したのに勿体無い」と言われた時は、誰とも会いたくなくなってしまいました。
⇒この友人のように色々と質問をされてしまうと、気持ちがふさぎ込んでしまいますよね。基本的にニートに対して、将来の心配をするような質問はあまりしない方がいいです。
嫌だったことは「今なら全然ストレスはないでしょ」です。ニートをしていたって、人生の焦りとか悩んでいることはたくさんあるのに、その言い方はないと思いました。
⇒仕事をしていて毎日プレッシャーや忙しさからストレスを抱える人がみると、何もしないで生活しているニートというのはある意味羨ましく思う人もいます。でも無職になって収入がないニートこそストレスフルなんです。
親戚に『親不孝だな』と酒の席で説教をされた事です。正月は苦痛でした。
⇒やはりニートになると親戚の集まりは苦痛で仕方ないですね。私もニートだった頃、叔父さんから仕事に早く就けと言われた時は、やる気になるどころか嫌な気持ちにしかなりませんでした。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ニートは言われて「嬉しいこと」と「傷つくこと」をまとめます。
嬉しいことは、15個のうち7個が母親からの言葉でした。対して父親から言われて嬉しかった言葉は1つだけでした。
やはり母親の愛情の深さというか、器の大きさに救われニートは多いですね。
それから傷つくことは、家族よりも「他人からの心無い言葉に傷ついた」という声が多かったです。
なお、母親と父親にはニートをサポートする上で役割があります。母親がニートと社会復帰する為の対策を話し合い、父親は母親のサポートをするのです。
どうしても父親は口調や要求がキツくなりすぎです。うっかり心無い言葉を言ってしまい、ニートを傷つける可能性も母親に比べて高いです。
ですので、子どもがニートになった場合は父親は原則口を出さないほうがいいでしょう。もちろん日常会話はするべきですし、一緒にでかけたりして交流を深めることは大切です。
あくまで社会復帰する為の指南やアドバイスは、母親に任せたほうが上手くいく傾向にある・・・ということです。
今回ご紹介した、ニートが言われて「嬉しいこと」「傷つくこと」をしっかり確認していただき、接し方について見直してみても良いかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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