こんにちはm(__)m
satoです。
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突然ですがご家族にニートの方はいらっしゃいますか?そして追い出したいと思ったことはありませんか?
働かず引きこもっていたり、遊んでばかりいるのであれば追い出したくなりますよね?そのお気持ちはよく分かります。
ですがちょっと待ってください。実はニートを家から追い出すの大変危険であり、絶対にやめていただきたいのです。
この記事では、ニートを追い出す3つのリスクと、追い出す前に保護者としてやるべきことをご紹介したいと思います。
それから「ニートとの向き合い方」について電子書籍を出しています。ぜひこちらも参考にしてみてください。
ニートを追い出そうと考える親は多い
『もう10年以上ニート状態の子どもがいます。今まで養ってきましたがこれからは養うことができなくなりそうで困っている・・・』
これは定年を迎えた60代夫婦の言葉です。
今後は年金生活をしていく上で、家に引きこもっている子どもをどうしようか悩んでいる状態です。
もちろん、今まで何度もニート状態になった我が子が働きに出られるよう試行錯誤しました。ですが結果的に引きこもり続けて10年以上たち、ニート状態の我が子も40歳になってしまいました。
そこでこの夫婦は、自分たちの生活も危うくなってしまうし、本人の自立を促す為にも
『家から追い出してしまった方が良いのではないか?』
と、考えるようになるわけです。
このように、末期のニート状態になってしまった我が子を家から追い出そうとする保護者は多くいらっしゃいます。
確かに、ずっと家に居られてもいつかは自分たちが死んでしまう。本人のためにも自立してもらわないとどうしようもない・・・無理やりにでも働かないといけない環境にしなければいけない!と考えるのも当然のことと思います。
ですが、ちょっと待ってください。
もし家から追い出しても、今まで引きこもっていた人間が、そんなに簡単に自立できるでしょうか?そんなことで自立できたらとっくに自立できている訳です。
これからお伝えする3つのリスクをぜひ確認してください。そしてニートを追い出す前に、保護者であるあなたがやるべき事を最後にお伝えします。
ニートを追い出すリスク:ホームレスになってしまう
ニートを追い出すリスクの1つ目は、「ホームレスになってしまう」ことです。
そもそもニートから脱却して自立してもらう為に、家を追い出したらどうなるでしょう。
いくらかのお金を渡してアパートを借りたとして、その後すぐに仕事を見つけられる保証はありません。
結局働き口が見つからず、保護者からも見放されたニートの子どもは路頭に迷う事になります。ホームレスにならずとも、金融会社から借金をし、その取り立てが保護者にきてしまう・・・なんてケースもありえます。
ニートは基本的に働きたくても働けずに時を過ごしてしまっているため、ネガティブな感情になっている場合がほとんどです。
無理やり家を追い出してもさらに追い打ちをかける事になってしまいます。そして働くどころか堕ちるところまでおちてしまい、結果ホームレスになる。という最悪のシナリオも考えられます。
ニートを追い出すリスク:犯罪の危険性
ニートを追い出すリスクの2つ目は、「犯罪の危険性」です。
家を追い出されてしまったニートは当然働く事を考えます。
しかしすぐに働ける訳もなく、また働けたとしてもそれが長く続かない場合も多いのです。結果的に収入がなくなり、借金をし、返せないために犯罪に手を染めてしまう・・・という最悪のケースも十分考えられます。
ニートになってしまった自分を責め、親からも見放され、社会復帰もできず、家賃も払えなくなり日々の生活もままならない・・・そんな状況になったら人はどうなるでしょうか?
ほとんどの人間は自暴自棄になり、ホームレスまでおちてしまうか、犯罪に手を染め、犯罪グループに加担することもありえるでしょう。
自分の子どもを家から追い出そうと考えている保護者の方に、今一度その後の犯罪のリスクを考えていただきたく思います。
ニートを追い出すリスク:逆恨みされる
ニートを追い出すリスクの3つ目は、「逆恨みされる」ことです。
ニート側からしたら『今まで面倒みてきてくれたのに、どうして今さら投げ出すんだ!』と憤慨し、逆恨みをする可能性もかなり高くなります。
逆恨みされた場合、子どもが保護者に対し暴力行為に及んでしまう場合も十分考えなければなりません。
放り出されたニートからしたらいきなり、生きるか死ぬかといった状態に陥る訳ですから・・・
実際にニート状態になった我が子を追い出そうとして傷害事件にまで発展したケースもあります。
ニートを追い出す前に保護者がやるべきこと
ここまでお読みいただいて、ニートを家から追い出すことがいかに危険な状況を作り出すかご理解いただけたかと思います。
『ニートを追い出せば生活の為になんとか働くだろう』という考えは、”保護者が甘やかした結果ニートになったんだ”という考えをお持ちでしょう。
確かに保護者が甘やかした結果、働かずともお小遣いをもらい、ダラダラと過ごせてしまう環境のニートはいます。
ですが、むしろ保護者や学校、職場とのコミュニケーションが上手くいかず、悩んだ末に引きこもらざるをえなくなってしまったニートのほうが多いのです。
ですから、まず保護者がニートにすべき事は、親子関係の再構築です。なんとかコミュニケーションを取りなおして、お互い会話がしっかりできるところまでもっていく事を優先に考えるべきです。
ただ今回のテーマのように、もう追い出すしかない・・・とまで思い詰めている状態であれば恐らく関係性の再構築は難しいかもしれません。
その際は、近くのハローワークに相談しに行ったり、ジョブカフェ、地域若者サポートステーション、共同宿泊型の支援施設を利用することをオススメします。
こういった機関を保護者が下調べし、子どもと少しづつでも話し合っていくことが大切です。大切な事は、保護者や身内だけで解決しようとせず信頼できる支援機関を見つけ、頼り続けることです。
支援機関についてはこちら↓↓↓の記事でご紹介しています。
ニートの保護者必見!民間の支援機関を利用するにあたって注意すべきこと
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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