こんにちはm(__)m
satoです。
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あなたが面接をする時にどのようなことを参考にしますか?
面接対策本でしょうか?ネットやYoutubeでも面接対策の内容はいくらでも配信されていますね。
ですが、そういった内容に少し間違っているんじゃないかと思うものがいくつかあるんですね。
この記事ではその内容を5つご紹介しますので、あなたの面接対策の参考にしていただければ幸いです。
目次
間違った面接対策①メラビアンの法則
間違った面接対策の1つ目は「メラビアンの法則」になります。
このメラビアンの法則とはアルバート・メラビアンという心理学者が発表しました。
コミュニケーションにおいて相手を判断する要素を「言語情報」「視覚情報」「聴覚情報」の3要素に分けます。
そしてその中で一番大切なのは「視覚情報」なんだということです。メラビアンによると「言語情報」の割合はたった7%ほどしかなく、コミュニケーションで重要視されるのは「印象」や「表情」とのことです。
ですが、面接という場において言語情報の重要性が7%しかないというのは間違い。
企業が求職者を審査するという厳正な場、それが面接ですよね。面接では、求職者のスキルや過去の職歴を総合的に判断して採用の可否を決めるわけです。
その面接という場において言語情報を7%しか加味しないということはありえません。むしろ職種にもよりますが、言語情報は60~80%くらいの割合で合否に関わってきます。
もちろん笑顔で話すこと、相手が聞き取りやすい声のトーンや速さで話すのはすごく大切なことです。
ですが『コミュニケーションで大切なのは視覚情報だから愛想よくしていればOK!とにかく笑顔だけは忘れずに!』というのを鵜呑みにしてしまうと危険です。
ちなみに面接においてメラビアンの法則というのは全くあてはまりません。
メラビアンの法則というのは、その言葉を発した相手の態度や感情がその言葉と矛盾する場合、どう受け止めるか?という実験の結果なんです。
例えば『あなたのことが大好きです』と言っているのに、表情はめちゃくちゃ不機嫌だったらどうでしょうか?
非常に戸惑うと思います。
他には新入社員に対して、
『なんでも遠慮なく聞いてね』と言ったはずなのに、もう一度同じことを聞いて『何度言ったらわかんの?』と言われたら少しは混乱しますよね?
こういった状況、いわゆる少しパニック状態の時を想定しているのがメラビアンの法則です。つまり面接の場ではメラビアンの法則は当てはまらないのです。
視覚情報ももちろん大事ですが、言語情報、つまりあなたが発言した内容は選考に大きな影響をもたらします。
間違った面接対策②自己紹介の時間
間違った面接対策2つ目は「自己紹介の時間」についてです。
よく『自己紹介の時間は2~3分程度にまとめましょう』とあるのですが、個人的には2~3分は長いです。
人は2分一方的に話を聞いていると飽きてきます。そして3分話を聞いているとだんだんイライラしてくるんですね。
特に面接担当者はあなただけでなく、他にも求職者との面接が控えているでしょうし、面接以外でも忙しいわけです。つまり面接担当者の貴重な時間をもらっているわけなんですね。
そんな時に自己紹介に2分も3分もかけていると面接担当者も人によっては聞いてるだけで疲れちゃう人もいるんですね。
ですので、理想は1分、長くても1分30秒程度に自己紹介はまとめましょう。
自己紹介に限ったことではなく、面接時はなるべく短く分かりやすく伝えるのがコツです。長く話せばいいという訳ではありません。
面接での質疑応答は一回につき、長くても2分以内に答えるようにしましょう。
間違った面接対策③ありのままをさらけ出す
間違った面接対策3つ目は「ありのままをさらけ出す」というものです。
もちろんウソで固めた方がいいということではありません。
ですが、ありのままをさらけ出すということは、自分の悪い部分、ネガティブな部分、素直な思いを伝えるということですよね。
それってどうなんでしょう?面接は人生相談の場ではなく、じぶんを売り込む場なわけです。その結果、採用してもらう訳ですよね。
前提として、企業は求職者を選別しているということを忘れないでください。そして、多くの求職者は面接担当者に気に入られようとして自分を多少なりとも偽ります。その競争の中で内定をもらうわけです。
ありのままを伝えれば面接担当者に気に入られるでしょうか?内定はもらえるでしょうか?
私はやはりしっかりと対策して臨むべきだと考えます。
間違った面接対策④回答する数
例えば強みを聞かれた時に
『あなたの強みを2~3個伝えるといいと思います』ということが書かれたりしていますが、これは1個でいいんです。
面接で大切なのは面接担当者を迷わせないことなんですね。2つも3つも言ってしまうと『結局この人の強みはなんなんだろう・・・』と腑に落ちなくなってしまいます。要は迷ってしまうんですね。頭の中で整理できない状況になってしまいます。
面接での回答数に関しては、どんな質問であろうと基本は1つに絞りましょう。
強みや長所、退職理由などをきかれ、いくつかある場合でも基本は1つだけで大丈夫です。どうしても1つだけだと足りない場合は、多くても2つまでにしましょう。
間違った面接対策⑤情報のインプットだけで対策万全
間違った面接対策5つ目は「情報のインプットだけで対策万全!」という言葉です。
実はこれが私の一番お伝えしたいことです。
面接対策は、情報のインプットだけで万全になるわけではありません。
つまり、ネットの情報を読み漁っても、動画をみても面接対策の本をいくら読んでも、知識をインプットしただけではダメです。
なぜならインプットした情報をアウトプットしなければ身につかないのです。
たとえばあるYoutube動画で『この動画をみれば面接対策は万全です!』ということを仰ってる方がいますが、ちょっと危険だなと思っています。
その動画をみたことでできた気になってしまうんですが、そんなに簡単ではありません。
知識として備わったことは確かだと思います。ですが、そもそも緊張MAXの状態で上手くやれるでしょうか?答えはNOです。
インプットした知識はアウトプットしなければ定着しません。
内容だけ分かっても、実際にそれを発言しないと定着しません。本番の面接時は緊張していますから、人によっては頭が真っ白になってしまって上手くしゃべれないという事もあるでしょう。
ですから、知識のインプットはもちろんのことアウトプットする場、つまりロープレをする場を作らないといけません。
それは転職エージェントに登録して面接練習をさせてもらってもいいですし、誰かにロープレの相手になってもらってもいいかもしれません。
とにかく大切なのはしっかりと本番を想定して言葉に出す(アウトプットする)ということです。
間違った面接対策5つのまとめ
最後に間違った面接対策5つを簡単にまとめたいと思います。
①メラビアンの法則
②自己紹介の時間
③話をもるのはNG
④回答する数
⑤情報のインプットだけで対策万全
5つご紹介しましたが、特に5つめの「情報のインプットだけで対策万全」という言葉は鵜呑みにしではいけません。
どんなことでも本番で成功させるには、練習をしっかりしなければいけませんから。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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